*安楽死テーマの映画が好評
| 記事年月 | 2015年10月-12月 |
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| 号数 | 69 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イスラエル |
| トピック | |
| 記事タイトル | *安楽死テーマの映画が好評 |
| 本文テキスト | 現代エルサレムの老人ホームを舞台に、老い、認知症、死といった普遍的テーマに切り込んだ映画『ハッピーエンドの選び方』が、ヴェネチア国際映画祭で観客賞を取るなど、好評を博している。主人公の男性は、望まない延命治療に苦しむ友人の頼みで、患者本人がスイッチを押すことのできる安楽死装置を発明する。前半は、老人ホームの仲間たちと安楽死を秘密裏に実行するまでをコミカルに描くが、一転して後半は、認知症を患い「自分を失う」ことを恐れて安楽死を望む妻と、家族に安楽死を施せない主人公の愛と葛藤の物語となる。監督・脚本は、現代社会を切り取る作風で評価を得てきたシャロン・マイモン氏とタル・グラニット氏。ユダヤ教では安楽死は認められていないが、映画は世俗的な層に受け入れられて国内でもヒットしたという(読売・夕11/27ほか)。 |