*ロシア軍空爆開始による被害
| 記事年月 | 2015年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 69 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | シリア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *ロシア軍空爆開始による被害 |
| 本文テキスト | シリア人権監視団は11月30日、ロシア軍による空爆が開始された9月30日から約2ヶ月の間に、民間人485人を含む1502人が死亡したと発表した。死亡した戦闘員の内訳は、「イスラム国(IS)」戦闘員419人、ヌスラ戦線や他の反体制派組織のメンバー598人。民間人には子ども117人が含まれる(朝日12/4)。反体制派や国連機関は、アサド政権を支援するロシア軍が、IS空爆を名目に反体制派組織を標的にしていると指摘していた(東京10/6ほか)。 国連人道問題調整事務所は、10月だけで新たに12万人が攻撃を避けて居住地から避難したと発表している(赤旗10/28)。シリアでは総人口約2200万人のうち約3分の1が国内で居住地を離れて避難生活を送っており、そのほとんどが必要最低限の食料や薬を買えない状態。また、400万人以上が難民として周辺国や欧州など国外に脱出するなど、人口の半数以上が流浪を余儀なくされている(朝日10/6ほか)。 |