*鐘楼守の技能の継承

*鐘楼守の技能の継承

記事年月 2015年10月-12月
号数 69
媒体 国外
大分類 【B-6. 東ヨーロッパ】
国名 ロシア
トピック
記事タイトル *鐘楼守の技能の継承
本文テキスト  ロシア正教会の礼拝では音響システムが使われることはなく、生の鐘の音が好まれる。鐘楼に登り鐘を鳴らすのが「鐘楼守」だが、ソ連時代の宗教弾圧で一時は技能の継承がほぼ途絶した。1960年代に映画『戦争と平和』の撮影のため、わずかに生き延びていた鐘楼守が探し出され、その技能が「芸術」として見直されるようになった。この仕事で報酬が得られることは稀だが、現在、鐘の打ち方を教える2ヶ月のコースが開かれており、アラブ首長国連邦から学びに来たケースもあるという(毎日12/10)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る