*トランプ氏の反イスラム発言に賛否
記事年月 | 2015年10月-12月 |
---|---|
号数 | 69 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-8. 北米・中南米】 |
国名 | アメリカ |
トピック | |
記事タイトル | *トランプ氏の反イスラム発言に賛否 |
本文テキスト | 大統領選の候補者争いが白熱する中、共和党候補のドナルド・トランプ氏はイスラム教徒を敵視した発言を繰り返し、批判を呼んでいる。11月19日にはテロを防ぐためイスラム教徒の全国民の情報を登録するデータベースを作るべきだと語り、米イスラム団体から抗議を受けた(東京11/22)。22日のテレビ番組では、2001年の同時多発テロの際に、アラブ人が多く住むニュージャージー州では世界貿易センタービルの倒壊に数千人が喝采を送っていたと発言、司会者が否定しても譲らなかった(毎日12/1)。さらに12月7日には、過激主義を封じ込める対策を講じるまでイスラム教徒の米国への全面的な入国禁止を求める声明を発表した(朝日・夕12/8)。 こうした発言に対し、アーネスト大統領報道官は12月8日、トランプ氏の発言は「国にとって有害」だと非難し、宗教を理由とした差別が憲法に違反するという見解を示した(日経・夕12/9)。一方、有権者の間では一連の発言によりトランプ氏の支持を強める傾向もみられる。9日に発表された世論調査によると、「イスラム教徒入国禁止」発言に対しては共和党支持者の65%が賛成を表明しており、トランプ氏の支持率も14日に41%と過去最高を記録した(読売12/11ほか)。 |