*テロを受け高まる反イスラム感情
記事年月 | 2015年10月-12月 |
---|---|
号数 | 69 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-8. 北米・中南米】 |
国名 | アメリカ |
トピック | |
記事タイトル | *テロを受け高まる反イスラム感情 |
本文テキスト | パリでのテロ事件とカリフォルニア州の銃乱射事件を受け、イスラム教徒への反発が高まっている。カリフォルニア州立大学「憎悪・過激主義研究センター」所長の分析によると、米国では11月13日から1ヶ月の間に37件のイスラム教徒への憎悪犯罪が起きており、平均の約3倍となっている。こうした状況に対し、複数のイスラム系団体からなる米イスラム組織評議会の関係者らは12月21日に記者会見を開き、イスラム教徒と他の米国人との相互理解を深める取り組みを進めると表明した(毎日12/24)。 12月18日には、バージニア州オーガスタ郡の高校で、世界地理の授業中に「アラー以外に神はなく、ムハンマドはアラーの使徒である」というアラビア語の文章の書き取りを行なわせたことに対し、保護者から「イスラム教に改宗させるつもりか」などの抗議が殺到。アラビア文字の芸術性を理解させるためだったと説明がなされたが、混乱の拡大を避けるため郡内のすべての公立学校が休校する事態となった(読売12/26ほか)。 |