*宗教と環境シンポ 巨大防潮堤の問題
記事年月 | 2015年10月-12月 |
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号数 | 69 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 12月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *宗教と環境シンポ 巨大防潮堤の問題 |
本文テキスト | 第6回宗教と環境シンポジウムが11月28日に国学院大学で開かれた。宗教・研究者エコイニシアティブと国学院大学の共催。主題は「<めぐみ>への畏怖と感謝―神道的環境倫理の有効性―」で、皇学館大学特別教授の櫻井治男氏が伊勢神宮宮域林が長期的計画の下に持続可能な森として維持されてきたことや神道の自然観について言及するとともに、東日本大震災以降は自然への畏怖や畏敬の念も重視されていると指摘した。また国学院大学神道文化学部教授の黒﨑浩行氏が「鎮守の森の防災拠点としての見直しと再生可能エネルギー導入」の題で発表し、そのなかで三陸沿岸の建設が進む巨大防潮堤に対し、地域の信仰に結びついた信仰にも焦点をあてた「Eco~DRR」(生態系を基盤とした防災・減災)と呼ばれる理念の必要性が訴えられながらも、<なかなか取り組みが進まない現状>を語った(21・28日合併号)。 |