*政府公認教会の牧師を拘束
記事年月 | 2016年1月-3月 |
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号数 | 70 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 中国 |
トピック | |
記事タイトル | *政府公認教会の牧師を拘束 |
本文テキスト | 浙江省温州市は「中国のエルサレム」とも呼ばれキリスト教徒が多い地域として知られている。キリスト教信者の急増を警戒した省政府は2013年に、古い住宅区などを一掃する「三改一拆」政策を推進し、「違法建築」等の取り壊しを実施。2013年からの2年間で省内約1800ヶ所の教会の十字架が強制撤去された。政府公認の「三自愛国教会」は当初、政府方針を支持していたが、2015年7月、同団体の教会が撤去の対象となったことを機に、党と国家の「宗教工作指導方針」に対する抗議声明を発表した。同団体の代表である顧約瑟(こやくしつ)牧師は2016年1月中旬、突如職を解任され、「資金不正疑惑」の罪で拘束された。同牧師は全中国基督教会常務委員、浙江基督教会会長でもあり、改革開放政策以降、最も地位の高いキリスト教界関係者の拘束となった(キリスト3/5)。 |