*国交正常化60周年でフィリピン訪問
| 記事年月 | 2016年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 70 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-7.皇室】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *国交正常化60周年でフィリピン訪問 |
| 本文テキスト | 両陛下は、1月26日から30日にかけ、2016年7月に国交正常化60周年を迎えるフィリピンを訪問された。友好親善が目的であるが、日程の多くが戦没者慰霊に割かれており、天皇・皇后として初めて日比両国の戦没者慰霊に臨まれた。フィリピンは太平洋戦争における最大の激戦地であり、約51万8千の日本人が戦死している。これは日中戦争から終戦までの日本人戦没者の6分の1、軍人軍属に限れば4分の1に当たり、またフィリピン人も虐殺や飢餓などから約110万人が犠牲になったとされる。両陛下は27日にはフィリピン人戦没者を追悼する「無名戦士の墓」の慰霊碑に、29日には日本人犠牲者をまつる「比島戦没者の碑」に供花され、両国の慰霊を果たされた(日経・東京・夕1/29ほか)。 両陛下即位後の「慰霊の旅」は1994年の硫黄島に始まり、1995年に広島・長崎・沖縄、2005年にサイパン、2015年にはパラオと、戦後の節目となる年を中心に行われている(産経・東京1/20)。 [→『ラーク便り』69号31頁参照] |