*中絶解禁法案、下院を通過
| 記事年月 | 2016年1月-3月 |
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| 号数 | 70 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-8. 北米・中南米】 |
| 国名 | チリ |
| トピック | |
| 記事タイトル | *中絶解禁法案、下院を通過 |
| 本文テキスト | チリ下院は3月17日、出産が母体に危険を及ぼす場合や性犯罪での妊娠、死産が確実な場合に限り中絶手術を認める法案を可決した。1989年ピノチェト軍政下で中絶を全面的に禁止する法律が成立したが、現在年間16万件もの非合法の中絶が横行しているとみられる。この状況に対し、与党は「中絶の全面禁止は実態と懸け離れている」と訴えており、小児科医でもあり人権問題にも関心が高いバチェレ現大統領は、2013年の大統領選挙で中絶の解禁を公約に掲げていた。中絶を悪とみなしてきたカトリックが多数を占めるチリで、中絶解禁法案の通過は大きな変化といえる(赤旗3/19ほか)。 |