*イスラム教徒向け「祈祷室」の設置相次ぐ
記事年月 | 2016年1月-3月 |
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号数 | 70 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *イスラム教徒向け「祈祷室」の設置相次ぐ |
本文テキスト | 訪日外国人が増加し、東京五輪も控えるなか、イスラム教徒向けの「祈祷室」が全国の空港や大型商業施設などに次々できている。だが使用手続きの煩雑さや、外国語による案内の不十分さといった問題点がみられることもある。井上順孝・国学院大学教授は、公共性の高い施設だけではなく、ビジネス界も宗教文化の基礎知識が必要な時代だと指摘する。それが不足したままで「祈祷室」を作ろうとしても理念の空回りになりかねず、もったいない結果になるという。「まず『なぜ必要なのか』という基本観念や当事者の生活習慣を具体的に知るべきだ。それをきちんと踏まえていれば『日本は異文化を理解しようとしている』という姿勢が口コミで広く伝わっていくはずです」と井上教授は語る(朝日・東京1/28)。 |