*初の「宗教とナショナリズム研究会」

*初の「宗教とナショナリズム研究会」

記事年月 2016年1月-3月
号数 70
媒体 専門紙
大分類 3月
国名 日本
トピック 神社新報
記事タイトル *初の「宗教とナショナリズム研究会」
本文テキスト  第1回「宗教とナショナリズム研究会」が2月27~28日に横浜市の国学院大学たまプラーザキャンパスで開かれた。27日の最初に藤田大誠・同大学准教授が当該研究の概要を次のように説明した。<これまで個別に展開されてきた「国家神道」と「国体論」に関する研究を接合し、学術的な討議の場を構築することで、新たな議論の方向性を提示した>。続いて藤田氏は自身の研究発表において、<とくに近年の「国家神道」概念の拡張志向に言及し、具体的資料に即して近代日本における「理想」と「現実」を見極め、幅広い研究者が相互に共有できる「土台」の構築を目指していること>を解説した。討議における出席者の意見の一部を紹介する。「一歴史観の定説化が現実社会を拘束することの不健全性と、それが憲法のなかで構造的に規範化されていること」への懸念。28日は藤田氏の『明治神宮以前・以後―近代神社をめぐる環境形成の構造転換』の書評会が行われた(14日付)。
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