*ロンドンに初のイスラム教徒の市長
記事年月 | 2016年4月-6月 |
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号数 | 71 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | イギリス |
トピック | |
記事タイトル | *ロンドンに初のイスラム教徒の市長 |
本文テキスト | ロンドン市長選の投票が5月5日に行われ、労働党議員でイスラム教徒のサディク・カーン氏が初当選を果たした。イスラム教徒の市長は欧米の主要首都で初めて。パキスタン系移民の父を持つ同氏は当選後の演説で、「ロンドンが恐怖ではなく希望を、分断ではなく融合を選んだことを誇りに思う」と市民の選択を讃えた。対抗馬となった保守党のザック・ゴールドスミス氏はカーン氏をイスラム過激派と結びつけるネガティブキャンペーンを行っていたが、支持を集めることはできなかった(日経・夕5/7ほか)。 これに対し5月9日、イスラム教徒の入国禁止を唱える米大統領候補のドナルド・トランプ氏はカーン氏を入国禁止の例外にすると提案した。しかしカーン氏は自分だけの問題ではないとして拒否し、「トランプ氏は西欧のリベラルな価値観と、イスラム教(の教え)の主流は相いれないと考えるが、ロンドンがそれは間違いであることを証明した」と述べた(読売5/11ほか)。 |