*欧州のテロを「過激派のイスラム化」と説明
記事年月 | 2016年4月-6月 |
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号数 | 71 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | イタリア |
トピック | |
記事タイトル | *欧州のテロを「過激派のイスラム化」と説明 |
本文テキスト | 欧州を代表するイスラム世界の専門家オリビエ・ロワ教授(欧州大学院・EUI)は、『朝日新聞』のインタビューに対し、欧州で多発するイスラム系移民2世の若者によるテロを、1960年代の学生運動や中国の文革になぞらえ、「世代間抗争(若者による親殺し)」として説明した。荒ぶる若者にイスラム過激派が「英雄」像を示すことで、「過激派のイスラム化」が起きているが、「イスラム教徒の過激化」ではないという。また、シリア、イラクやマリなどの紛争も、実際には宗教的要素が薄く、国家が国境を管理できなくなり、国内少数派をうまく扱えなくなったことが原因で、そのような地元の事情に基づく地域紛争に「イスラムのテロリズム」というレッテルを貼るならば本質を見失うという見解を示した(朝日6/11)。 |