＊信仰の自由より「スイス文化」優先
| 記事年月 | 2016年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 71 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
| 国名 | スイス |
| トピック | |
| 記事タイトル | ＊信仰の自由より「スイス文化」優先 |
| 本文テキスト | バーゼルラント準州は5月25日、宗教上の理由で女性教師との握手を拒んだイスラム教徒の男子生徒2人に対し、教師から握手を求められれば応じる義務があるとの判断を示した。今後も拒否すれば保護者に5千スイスフラン（約55万5千円）の罰金が科せられる可能性がある。2人が通う中学では教師と生徒が握手する慣習があるが、生徒らは男性が家族以外の女性に触れることは戒律上、禁じられているとして免除を申し入れていた。学校側は男女平等の観点から男性教師とも握手をしないことを条件にこれを認めたが、国内で「スイス文化に反する」として批判が巻き起こった。準州当局は、「男女平等や外国人のスイス社会への融合に関する公益は、生徒の信仰の自由よりはるかに優先される」と説明した（東京・夕5/26ほか）。 |