*LGBTのトイレ使用めぐり連邦と州が対立

*LGBTのトイレ使用めぐり連邦と州が対立

記事年月 2016年4月-6月
号数 71
媒体 国外
大分類 【B-8. 北米・中南米】
国名 アメリカ
トピック
記事タイトル *LGBTのトイレ使用めぐり連邦と州が対立
本文テキスト  性的少数者(LGBT)の公衆トイレ使用をめぐって、連邦政府と州が互いに提訴し合う事態に発展している。南部ノースカロライナ州で3月23日、出生証明書に記載された性別のトイレ使用を義務づけた州法「HB2」(通称:トイレ法)が成立。LGBT差別だとして抗議の声が上がる中、連邦司法省は5月9日、トイレ法が「性的差別を禁じた公民権法に違反する」として執行停止を求め提訴。野党共和党のマックロリー州知事はトイレ法が「プライバシーの権利とエチケットを守るために必要」と主張し、州への介入は連邦政府の越権行為だとして反訴で応じた。司法判断が出ていない中、オバマ政権は13日、全国の公立学校に対し、心と体の性が異なるトランスジェンダーの生徒が利用したい性別のトイレを使えるよう配慮を命じた通達を出し、従わない学区には連邦政府からの財政支援削減の可能性を示した(東京・夕5/14ほか)。これに保守派が反発し、南部のテキサス州やアラバマ州など11州は25日、通達は違法だとして連邦裁判所に提訴した(日経・夕5/26ほか)。
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