*所属宗派の総本山を提訴、「開運商法」で初

*所属宗派の総本山を提訴、「開運商法」で初

記事年月 2016年7月-9月
号数 72
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *所属宗派の総本山を提訴、「開運商法」で初
本文テキスト  「開運商法」で金銭をだまし取られたとして、1都7県の男女9人が8月29日、販売業者や提携先の岡山県高梁市の戒徳寺・観音寺と、両寺の所属する宗派の総本山に計約8,700万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。訴状などによると、被告は開運グッズの広告を雑誌に掲載し、「購入したのに効果が出ない」と電話した顧客に対し「悪霊がいるためだ」と説明。戒徳寺と観音寺に祈祷を依頼する名目で、1人当たり445万円から1,608万円を寺院名義の口座に振り込ませた。提訴された総本山は京都市の仁和寺(真言宗御室派)と香川県善通寺市の善通寺(同善通寺派)で、監督責任が問われている。原告側の弁護団によれば、提携先とみられる宗教法人を訴えるのは異例で、その所属する宗派の総本山を被告に含めた訴訟は初(産経・東京8/30ほか)。
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