*「ポケモンGO」めぐる議論
| 記事年月 | 2016年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 72 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | サウジアラビア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *「ポケモンGO」めぐる議論 |
| 本文テキスト | 「ポケモンGO」に関して、同国の聖職者団体はウェブサイト上で、2001年に出されたポケモンを禁止するファトワ(法学見解)を再び発令した。ポケモンGOにはギャンブル性が見られることや、キャラクターがダーウィンの進化論を反映していることなど、イスラム教の教義に反する要素を問題視する。またキリスト教の十字架をはじめとした様々な宗教や組織の象徴が登場することも多神教的だと反発を示している。これに対し同国文化情報省は発令を否定しており、実際に多数の国民がゲームをダウンロードしているとの情報もある。エジプトではスンニ派の最高権威アズハルの幹部が、ゲームをイスラム教で禁止されている飲酒行為にたとえて批判(読売9/3)。またエルサレムの元ムフティ(イスラム法学の権威)が、キャラクターの超自然的な力を日本の神道思想の反映とみなし、異教徒の手によるゲームで遊ぶ行為をハラームと主張するなど、中東各地で宗教的な議論がなされている(毎日・夕7/21ほか)。 |