*世界遺産に三度挑戦で名称変更
記事年月 | 2016年7月-9月 |
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号数 | 72 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-4.キリスト教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *世界遺産に三度挑戦で名称変更 |
本文テキスト | 2013年および2014年にも推薦を得たものの登録が見送られた「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が、7月25日、文化審議会から3度目の推薦の承認を受けた。2018年の世界文化遺産登録を目指す。3度目の世界遺産への挑戦となる今回は、国際記念物遺跡会議(イコモス)の中間報告で受けた指摘を反映して構成資産の見直しを行っている。とくに、すべての資産が「潜伏キリシタンの文化的伝統」に関連している必要があるとの指摘から「日野江城跡」と「田平天主堂」の2資産が除外された(長崎・長崎7/26ほか)。また、これを受けて9月1日、名称を「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に変更した。熊本県天草市の中村市長は、名称に「天草」の地名が入ったことに「島民の悲願がかなった」、天草は人口の減少が著しいが「世界遺産で観光客を呼び込んで活性化したい」と喜びのコメントをしている(長崎・長崎9/2ほか)。 [→『ラーク便り』71号30頁参照] |