*映画館での国歌演奏を義務化
記事年月 | 2016年10月-12月 |
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号数 | 73 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | インド |
トピック | |
記事タイトル | *映画館での国歌演奏を義務化 |
本文テキスト | 11月30日、最高裁は全ての映画館で上映前にスクリーンに国旗を映し国歌を演奏することを義務化し、その間観客は起立しなければならないとの判決を出した。こうした愛国心の育成を促すための決定は、ヒンドゥー教至上主義団体等を支持母体とするモディ政権が掲げる国家主義が反映されたものとみなされている。同国では9月、政府がパキスタンに軍を送り込み、インドへの攻撃を準備しているとの疑いのあるイスラム過激派を攻撃したことを受け、9月29日に映画制作会社がパキスタン人のスタッフ雇用を禁止するといった対策をとるなど、国家主義的風潮の高まりが見られていた(東京12/7ほか)。義務化後の12月12日には、ケララ州トリバンドラムで開催された国際映画祭の会場で、国歌演奏中に起立しなかったインド人の男女12人の観客が地元警察に逮捕されるという事件も起きている(産経12/16)。 [→パキスタン参照] |