*イスラム主義と世俗派の2政党が主流に
記事年月 | 2016年10月-12月 |
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号数 | 73 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | モロッコ |
トピック | |
記事タイトル | *イスラム主義と世俗派の2政党が主流に |
本文テキスト | 10月7日に下院選挙が行われ、ベンキラン現首相が所属する正義発展党(PJD)が125議席を獲得し与党第一党を維持したが、前回47議席であった真正現代党(PAM)も他を抑えて102議席を獲得したことで、政党の状況は二極化している。穏健イスラムを標榜する正義発展党はイスラム主義の政党として知られているのに対し、世俗的とされる真正現代党は前者が「社会のイスラム化を進めている」と懸念する。イスラム教を国教とする同国では国王は宗教と政治の最高指導者と位置づけられており、上記二大政党も選挙に際して王室に接触を図り勢力バランスを調整しているといわれる(赤旗10/10ほか)。 |