*震災をテーマにした新作能『鎮魂』上演
記事年月 | 2016年10月-12月 |
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号数 | 73 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-6. 東ヨーロッパ】 |
国名 | ポーランド |
トピック | |
記事タイトル | *震災をテーマにした新作能『鎮魂』上演 |
本文テキスト | 11月1日、アウシュヴィッツ強制収容所跡地のあるオシフィエンチム市の教会で、新作能『鎮魂』が上演された。作者のロドヴィッチ元駐日ポーランド大使は能の研究者としても知られ、新作能『調律師―ショパンの能』の劇作も手掛けている。『鎮魂』は、東日本大震災により息子を失った男性が、収容所の跡地で遺骨を集める謎の老人と出会う前半、政治犯として収容所で獄死した青年の霊が蘇り、男性と互いに無念の心の内を吐露し合うなかで、時空を超えて父子の思いが通じ合う後半から構成される。詞章には2012年の歌会始で披露された天皇皇后両陛下の和歌が盛り込まれた。同作品は11月4~5日にブロツワフ市の演劇祭で上演された後、14日には両陛下臨席のもと東京の国立能楽堂で上演された(読売・夕10/18ほか)。 |