*安倍首相が真珠湾慰霊訪問
記事年月 | 2016年10月-12月 |
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号数 | 73 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-6.政治と宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *安倍首相が真珠湾慰霊訪問 |
本文テキスト | 安倍晋三首相が12月26日から27日の日程でハワイ・真珠湾を訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者を追悼した。現職の首相が慰霊のために真珠湾を訪れたのは初。安倍首相が訪問の意を明らかにした12月5日、ホワイトハウスのアーネスト報道官は定例会見で「この訪問によって平和と和解を追求することの恩恵が改めて示されるだろう」と述べ歓迎の意を示した。また菅官房長官は12月6日、首相の真珠湾訪問が戦没者慰霊を目的としたものであるとして「謝罪のためではない」と述べている(読売・東京・夕12/6)。 訪問初日となる12月26日、政府専用機でホノルルに到着した安倍首相は、岸田文雄外務相や稲田朋美防衛相らと国立太平洋記念墓地や日本人墓地、2001年にハワイ沖で沈没した愛媛県宇和島水産高校の実習船えひめ丸の慰霊碑などを巡り、献花や黙祷、記帳を行った(朝日・東京・夕12/27)。翌27日、安倍首相はオバマ大統領(当時)とともに真珠湾内の追悼施設「アリゾナ記念館」で献花、黙祷を行った。その後、安倍首相とオバマ大統領は対岸の埠頭に設けられた演説場所に移動して演説を行った。安倍首相の演説は、謝罪や反省については触れず、「この地で命を落とした人々の御霊(みたま)に、ここから始まった戦いが奪った全ての勇者たちの命に、戦争の犠牲となった数知れぬ無辜(むこ)の民の魂に、永劫の哀悼の誠を捧げる」などの慰霊に関する内容や、アメリカの寛容さを強調し謝意を示す内容(日経・東京・夕12/28)。 |