*難民受け入れ策を堅持も条件を厳格化
記事年月 | 2016年10月-12月 |
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号数 | 73 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | ドイツ |
トピック | |
記事タイトル | *難民受け入れ策を堅持も条件を厳格化 |
本文テキスト | メルケル首相は12月6日、西部エッセンで開かれた「キリスト教民主同盟(CDU)」の党大会で党首に再選され、2017年秋の総選挙に首相候補として出馬することが正式に決まった。大会ではメルケル首相の寛容な難民政策に一般党員からの批判が相次ぎ、連立与党「キリスト教社会同盟(CSU)」の党首は大会への出席を拒んだ。これを受けて首相は、難民流入を制限するためにトルコと結んだ合意をアフリカ諸国に拡大し、申請が認められなかった難民は早急に本国に送還するなど、受け入れ条件を厳格化する方針を打ち出した。また、「人間同士が会話をするためには顔を見せ合うべきで、ブルカは禁止されるべき」との見解も示した。同時に、戦乱を逃れた難民を保護したことを「特筆すべき業績」と主張するなど、難民受け入れの姿勢は堅持することをうかがわせた(朝日・夕12/7ほか)。 |