*死別の悲しみを描いた映画『百日告別』
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 台湾 |
トピック | |
記事タイトル | *死別の悲しみを描いた映画『百日告別』 |
本文テキスト | 2012年に妻を亡くしたトム・リン(林書宇)監督自身の体験を基にした映画『百日告別』が2月25日に日本で公開された。交通事故で婚約者を亡くした女性と、同じ事故で妊娠中の妻を失った男性が主人公。悲劇を受け止められない2人は山の上にある寺を訪れ、仏教の忌日をたどりながら初七日、四十九日、百か日を迎える。死者への弔いと残された生者の再生がテーマとなっており、現代台湾社会における、伝統仏教の役割や人々の信仰が浮き彫りにされている。リン監督は「仏教では残された者が死者と歩めるのは百か日まで。この日がさよならの日だと知り、興味を持ちました」と語る(読売・夕2/17ほか)。 |