*「金ぴか」の日本製宮型霊柩車が人気
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | モンゴル |
トピック | |
記事タイトル | *「金ぴか」の日本製宮型霊柩車が人気 |
本文テキスト | 金箔などで豪華な装飾を施した「宮型霊柩車」は派手な装飾のない洋型に押され、日本では減少の一途をたどっているが、モンゴルでは「走る寺」として脚光を浴びつつある。社会主義時代に寺が破壊されるなど迫害を受けた仏教のイメージアップにも寄与しているという。日本葬送文化学会員で葬祭業者「アラキ」の社長は、モンゴルのある僧からの依頼で、2003年以降に中古の宮型3台をモンゴルの国営葬祭社に寄贈し、ウランバートル市長から感謝状を受けるなど自治体にも歓迎された。同社長は、モンゴルでは墓地不足などから火葬が見直されるようになったが、ひつぎを積む車は軽トラックと簡素なものしかなく、「金ぴかの宮型が死者を盛大に弔う同国の国民性と合致したものかも」と語った。現在、寄贈を受けた国営葬儀社では宮型から予約が埋まっていくほど人気だという(産経・大阪・夕3/15)。 [→『ラーク便り』69号25頁参照] |