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日光東照宮の国宝「陽明門」が3月10日、約40年ぶりとなる大修理を終えて一般公開された。今回の「平成の大修理」では、約4年をかけて508体の彫刻や屋根などを全面的に修理。同日の竣工式には関係者約170人が参列し、徳川家康の御霊を乗せた神輿に続く形で「通り初め」が行われた。竣工式の前日にあたる9日には下野新聞で6ページにわたる企画特集が組まれ、さらに公開後1週間で前年同期比約35%増となる3万2827人の参拝者を数えるなど、注目度の高さがうかがえる(下野・宇都宮3/11ほか)。 また、今後も観光客の増加が見込まれるなか、日光市は世界遺産である日光東照宮・二荒山神社・輪王寺の二社一寺の周辺に無料公衆無線LANサービスを整備し、4月1日に運用を開始することを発表した。世界遺産に指定された地区では無線基地局の設置が難しく、同市が二社一寺や環境省などと協議して整備を進めている。LANを利用するための入り口となるウェブページは、外国人観光客を念頭に置いて4ヶ国語に対応し、メールアドレスやSNSのアカウント情報を用いた接続方法を提供。同市の情報政策室は、NTTと連携してさらにサービスを拡充する方針を打ち出している(下野・宇都宮3/24)。 |