*水牛の価格高騰が葬儀文化に影響
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
国名 | インドネシア |
トピック | |
記事タイトル | *水牛の価格高騰が葬儀文化に影響 |
本文テキスト | スラウェシ島トラジャ地方で葬儀の生け贄として利用される水牛の価格が高騰している。同地で信仰されるアルクトドロ教の文化では水牛が死者をあの世へ運ぶ役割を担う。複数種ある水牛のうち、黒毛種の価格は20年前は平均200万ルピア(約1万7千円)だったが、2017年現在は2千万ルピア(約17万円)。出稼ぎ労働の増加の結果、農業が縮小して水牛の数が減る一方、出稼ぎで得た財産を使って派手な葬儀を選択する住民の水牛需要が増加した。一般的に死後数ヶ月を経てから行われる葬儀のために24頭を準備できる家庭もあれば、資金不足のために1年前に亡くなった親族の遺体をホルマリン漬けにして葬儀まで保管している家庭もある(朝日1/4)。 |