*死刑復活の動きをカトリック教会が警戒
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
国名 | フィリピン |
トピック | |
記事タイトル | *死刑復活の動きをカトリック教会が警戒 |
本文テキスト | 2006年に廃止された死刑制度を国内で復活させようとする動きにフィリピンのカトリック教会が反発している。3月7日に死刑制度復活法案が下院議会を通過したことを受けて、司教協議会会長のソクラテス・ビイェガス大司教が声明を発表。議会の「死に賛成する決議」に対して「いのちが必ず勝利する」と述べ、制度復活の動きに抗議し続けるよう信者と国民に向けて訴えた。死刑制度の廃止と復活が繰り返されてきた同国で、カトリック教会は一貫し死刑への反対姿勢を維持してきたが、今回、麻薬問題対策の下で密売人などの掃討を行ってきたドゥテルテ大統領を支持する議員の働きかけによって制度は再開に向かって動いた(カトリック3/19)。 |