*「保守穏健派」ラフサンジャニ元大統領死去
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラン |
トピック | |
記事タイトル | *「保守穏健派」ラフサンジャニ元大統領死去 |
本文テキスト | 欧米など他国との融和を重視する「保守穏健派」の代表として知られるハシェミ・ラフサンジャニ元大統領が1月8日、82歳で死去した。遺体は首都テヘラン北部のモスクへ運ばれ、多くの弔問客が訪れた。政府は3日間の服喪期間を設けた。同氏は1989年から8年間大統領を務め、経済の自由化や欧米・アラブ諸国との関係修復に取り組んだ。また映画の解禁など表現の自由や女性の権利向上にも尽力し、厳格な政教一致の体制下でイスラム教の教えに必ずしも捉われない現実的な政治方針は、ロウハニ現政権の政策にも影響を与えた(朝日1/10ほか)。 10日にテヘラン大学で葬儀が行われ、最高指導者ハメネイ師やロウハニ大統領ら要人をはじめ多くの市民が参列した。白いターバンの置かれたひつぎに向かってハメネイ師の主導で祈りが捧げられた。ひつぎは初代最高指導者ホメイニ師の廟に移送され、埋葬された(読売1/11ほか)。 |