*「テロの戦闘員を生まない町」の取り組み
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | ベルギー |
トピック | |
記事タイトル | *「テロの戦闘員を生まない町」の取り組み |
本文テキスト | ブリュッセルの北30kmに位置するメヘレン市は、人口の2割がイスラム教徒だが、シリアなどに戦闘員として渡る若者を1人も出していない。在任16年目のゾーメルス市長は2月、若者の過激化防止策の成果により世界市長賞を受賞した。成功の秘訣として、移民を孤立させない、軽犯罪を放置しない、イスラム教徒との信頼関係づくりに努める、の3点を挙げる。2016年3月に起きたテロの後にはモスクに足を運び、「私は味方だ。あなた方はこの町の一部だ」と語りかけた。同市ではスポーツクラブや学校とモスクが連携し、若者の過激化を防ぐ。市長の自慢は、過激派が若者を勧誘しに町を訪れた際に、市長や警察ではなく、地元モスクのイマーム(指導者)が追い返したことだという(日経3/23ほか)。 |