*三島由紀夫の自決9ヶ月前の肉声テープ発見

*三島由紀夫の自決9ヶ月前の肉声テープ発見

記事年月 2017年1月-3月
号数 74
媒体 国内
大分類 【A-8.その他の宗教関連事象】
国名 日本
トピック
記事タイトル *三島由紀夫の自決9ヶ月前の肉声テープ発見
本文テキスト  TBSホールディングスは1月12日、作家の三島由紀夫(1925~1970)が自決する約9ヶ月前に自らの死生観や文学観を語った録音テープが社内で見つかったと発表した。録音時間は約1時間20分で、1970年2月、英国の翻訳家ジョン・ベスター氏と日本語で対談した際のものとみられる。TBSに保管された経緯は不明だが、三島とベスター氏の家族が本人の肉声と確認した。 三島は対談で「死が肉体の外から中に入ってきた気がするんです」「初めから終わりまで、ずっと僕の小説は死と関係がある」などと語っており、また自らの文学の欠点や平和憲法についての持論も述べている。専門家は「録音は、具体的な自決への行動を構想し始めたころのもの」としており、自決に至る心境や思想を知るうえで貴重な資料になるとみられる(朝日・東京1/13ほか)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る