*着床前検査、臨床研究を開始
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *着床前検査、臨床研究を開始 |
本文テキスト | 日本産科婦人科学会(日産婦)は2月14日に記者会見を行い、体外受精でつくった受精卵を子宮に戻す前に染色体異常を検査する「着床前スクリーニング」(着床前検査)の臨床研究を6施設で開始したと発表した。検査したうえで正常な受精卵のみを母胎に戻した場合と、検査せず戻した場合について、出産の確率などを比較する。当面は試験的に実施し、35歳から42歳で、体外受精で3回以上妊娠しなかった女性や、原因不明の流産を2回以上経験した女性を対象とする。日産婦は「海外では不妊や流産を減らせるとの報告がある」と研究の意義を述べているが、検査によりダウン症などの染色体異常も判明するため、「命の選別」につながりかねないという倫理的課題も指摘されている(日経・東京2/15ほか)。 |