*帝国期の仏像の手足を発見
記事年月 | 2017年4月-6月 |
---|---|
号数 | 75 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | モンゴル |
トピック | |
記事タイトル | *帝国期の仏像の手足を発見 |
本文テキスト | 13世紀にモンゴル帝国の基礎を築いたチンギス・ハンの軍事拠点とされる西部のハルザンシレグ遺跡で、当時の仏像の足と手とみられる部分が2016年9月に発見されたと、龍谷大学が4月4日に発表した。調査は、日本とモンゴルの研究者が1994年から共同で碑文の調査を行ってきた「ビチェース・プロジェクト」の一環として実施されたもの。出土したのは、菩薩とみられる塑像の、長さ27cmの足と、左の手のひら。足の大きさから元は高さ180cm程度の等身大の像だったと推測され、衣装の裾に当たる部分の形状から仏像と考えられる。まだ帝国内に仏教が浸透せず、シャーマニズムが中心だったこの時代の遺跡で仏跡が発見されるのは非常に珍しいことだという(日経・夕4/5ほか)。 |