*真宗大谷派、残業代未払い

*真宗大谷派、残業代未払い

記事年月 2017年4月-6月
号数 75
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *真宗大谷派、残業代未払い
本文テキスト  非正規雇用勤務の男性僧侶2人から残業代未払い分を支払うよう求められていた真宗大谷派が、4月25日までに、2013年11月から2017年3月までの残業代の未払い分と延滞金あわせて約660万円を支払った。時間外労働は130時間にのぼる月もあり、さらに上司の暴言などパワーハラスメントもあったという。男性僧侶の1人は京都市の労働組合「きょうとユニオン」に加入し、2015年11月から団体交渉を要求。結果として未払いのほか、同派が勤務時間の把握を怠っていたことや、1973年に残業代を支給しないとの違法な覚書が職員組合との間で交わされており、40年以上にわたって労働基準法に反した協約がまかり通っていたことが明らかとなった。また取材を通じて、全30ヶ所ある同派の出先機関でも、労働基準法の規定にそぐわない残業を課せられ、それに対する行政指導が労働基準監督署によって行われていることが分かった。同派は「『奉仕』『労働』の線引きが曖昧」だったとし、賃金の支払い方法を早急に見直すとしている(読売・大阪4/26ほか)。
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