*法輪寺舎利孔鉄蓋(しゃりこうてつぶた)、280年ぶり見つかる
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-2.仏教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *法輪寺舎利孔鉄蓋(しゃりこうてつぶた)、280年ぶり見つかる |
本文テキスト | 奈良県斑鳩町の法輪寺は5月23日、三重塔が創建された飛鳥時代・7世紀後半のものとみられる「舎利孔鉄蓋」が見つかったと発表した。鉄製の蓋が確認されたのは初めてとのこと。蓋は、釈迦の遺骨「仏舎利」を納める心柱の礎石(心礎)のくぼみ「舎利孔」にかぶせるものとされる。江戸時代中期の1739年に一度発見され、その時の記録とともに鉄蓋の絵図が古文書「仏舎利縁起」(国重要文化財)に残っていながらも、その後、所在が分からなくなっていた。寺蔵の棚で盆に載せられた状態の蓋を2015年に町教育委員会が発見。2017年始めに奈良文化財研究所が詳しい調査を行い、およそ280年ぶりに存在が確認された。町教委担当者は「今後の仏教考古学の調査や研究に寄与する意義ある発見」と話す(奈良・奈良5/24ほか)。 |