*政府の浄化事業で、ガンジス川の弔い風景に変化
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | インド |
トピック | |
記事タイトル | *政府の浄化事業で、ガンジス川の弔い風景に変化 |
本文テキスト | ガンジス川中流域の町で、ヒンドゥー教徒にとって最大の聖地であるバラナシでは、死者の弔い方法に変化が生じているという。背景には、衛生上の理由から進められている政府主導の川の浄化事業がある。政府は2年前から、沿岸での違法建築の取り締まり、廃水流入の監視の強化、民間業者への河畔清掃の委託など水質改善に取り組んできた。そうした中、ヒンドゥー教の死生観を象徴する「流れる遺体」が減少している。これまで死者を弔う場合、不慮の事故や、妊婦・子どもの死など5つのケースに限り荼毘に付さず遺体をそのまま川に流していたが、最近は禁止されている。また火葬の際に必要な薪の購入が困難な貧困層に経済的支援を行うNGOも出てきたという(日経・夕5/2)。 |