*ISが「建国」象徴のヌーリ・モスクを爆破
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラク |
トピック | |
記事タイトル | *ISが「建国」象徴のヌーリ・モスクを爆破 |
本文テキスト | イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国(IS)」が、シリアのラッカに次ぐ第2の拠点とするイラク北部モスルに位置する礼拝所「ヌーリ・モスク」を自らの手で爆破したと、6月21日にイラク軍が発表した。12世紀に建造され、高さ45mの傾斜したミナレット(尖塔)とともに重要な歴史遺産を構成する同モスクでは、2014年6月にISの指導者バグダディ容疑者が自身を「カリフ」と主張し、「国家樹立」宣言を行っていた。組織の「象徴」を自ら爆破する行為は、イラク軍のモスル奪還が間近に迫り劣勢に立たされたISによる最後の抵抗だとする見方もある。イラク軍は2017年1月にモスル東部を奪還し、6月18日にはIS最後の支配地域である西部の旧市街内部に突入を始めている(日経・夕6/22ほか)。 |