*ローマ教皇が訪問、宗教間対話を呼びかける
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | エジプト |
トピック | |
記事タイトル | *ローマ教皇が訪問、宗教間対話を呼びかける |
本文テキスト | 4月28日、ローマ教皇フランシスコが2日間の日程で、キリスト教の一派コプト教徒に対するイスラム過激派のテロが相次ぐ首都カイロを訪問した。28日には、イスラム教スンニ派最高機関アズハルで開かれた国際平和会議に同機関のタイーブ総長と一緒に出席した。そこで教皇は「暴力はあらゆる真正な宗教的表現を否定するものです」と述べ、宗教の名をかたった憎悪や暴力は神を偶像化した偽りの表現にすぎないとして、宗派や宗教を超えた協力と対話を訴えた。またコプト教総主教タワドロス2世とともに、2016年12月にテロ攻撃を受けた教会を訪問し、犠牲者を追悼した。29日にはカイロにあるスタジアムで、コプト教徒ら約1万5千人の前でミサを捧げるとともに、宗派間の対立を助長するテロ攻撃を強く批判した。バチカンとエジプトの外交関係は2017年で70年の節目を迎え、教皇のエジプト訪問は2000年のヨハネ・パウロ2世の訪問以来17年ぶり、2回目となる(カトリック5/14ほか)。 |