*袴田厳死刑の判決文を書いた裁判官のその後
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 4月 |
国名 | 日本 |
トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
記事タイトル | *袴田厳死刑の判決文を書いた裁判官のその後 |
本文テキスト | 冤罪が確定(2014年)した元死刑囚の袴田厳氏に対し、主任裁判官として第一審で死刑判決を書いた熊本典道氏に関する記事。熊本氏は袴田氏が無罪との心証をもっていたが、他の裁判官を説得できず判決文を書いた。しかし、良心の呵責に耐え切れず裁判官を辞職。<罪の意識から酒におぼれ、トラブルも絶えず、妻子とも別れ、地位も名誉も財産も全て失い、心と体を病んだ。死に場所を探して日本中を放浪し、何度も自殺を試みた>。1995年に弁護士登録を抹消され、死亡説も流れるなか、福岡県内でホームレス同然となっていた。2007年に「評議の秘密を守らなければならない」という裁判の「おきて」を破り、「袴田死刑囚の再審を求める上申書」を提出した。カトリックの洗礼を受けた袴田氏の気持ちに少しでも近づきたいと、熊本氏は2007年にカトリックの洗礼を受けた(カ16日付)。 |