*「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」、世界文化遺産へ
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-1.神道】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」、世界文化遺産へ |
本文テキスト | 「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県宗像市、福津市)全8資産が、7月7日〜9日にポーランドで開催された世界遺産委員会で、世界文化遺産に登録された。 同会の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)は5月の勧告で、沖ノ島の古代祭祀と現在の宗像大社への信仰には「継続性が確認できない」とし、本土側の宗像大社辺津宮(へつみや)など4資産の除外を求めていたが、同会の審議ではほとんどの委員国代表が「八つの構成資産は切り離せない一体性がある」「信仰が古代から現在まで断絶なく続いていることを示している」などと日本側の主張に理解を示し、一括登録となった(産経・東京7/10、東京・東京7/10ほか)。 また沖ノ島を所有、管理する宗像大社は1958年から毎年5月27日に行っていた現地大祭について、2018年以降、一般人の上陸を取りやめ神事のみを継続することを決定した。現地大祭は一般人にとって唯一の上陸機会だったが、同大社は「世界遺産の本来の目的である保存と保全に努めたい」としている(読売・東京・夕7/15ほか)。[→『ラーク便り』68号21頁参照] |