*エジプト・ユダヤ人社会の衰退傾向
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | エジプト |
トピック | |
記事タイトル | *エジプト・ユダヤ人社会の衰退傾向 |
本文テキスト | 首都カイロ中心部に位置するシナゴーグ(ユダヤ教の集会所)の代表を務めるマグダ・ハルーンさん(65)が、8月に受けたインタビューでエジプトのユダヤ人社会の現状について語った。20世紀半ばのエジプトには約12万人のユダヤ人が暮らし、経済や文化分野での活躍も目立ったが、イスラエル建国やそれに続く4度の中東戦争を経て出国者が増加し、現在のカイロには高齢者を中心に9人のみが留まっているという。礼拝を行うラビはおらず、過越祭(ペサハ)の時に食べる酵母を入れないパンはフランスから輸入する。ハルーンさんは「カイロ・ゲニザ」と呼ばれる古文書の保全普及活動に従事するなど、ユダヤの文化財継承のため精力的に活動している(東京・夕8/14)。 |