*女性の自動車運転解禁へ
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | サウジアラビア |
トピック | |
記事タイトル | *女性の自動車運転解禁へ |
本文テキスト | サルマン国王は9月26日、これまで禁止されていた女性の自動車運転を許可する勅令を発布した。2018年6月から施行される予定で、男性と同様に女性にも運転免許証が発行される。この決定はイスラム聖職者から構成される評議会で多数の支持を獲得し、運転解禁に関して国王の勅令では「シャリーアの基準に従う」と言及された。戒律に厳格なワッハーブ主義を奉じる同国は、「異性に接する機会が増える」などの理由で女性の運転を禁止する世界唯一の国で、女性は車での移動の際には親族の男性の助けを借りるなどしなければならなかった。しかし近年、同国では石油依存から脱却するための経済・社会改革が求められており、一部の保守的な宗教指導者の反対を押し切って決定された今回の運転解禁も、女性の社会進出拡大や外国企業の誘致促進などを狙ったものとみられる(日経・夕9/27ほか)。 |