*アレフの活発化、事件の風化
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-5.新宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | オウム真理教(現・Aleph(アレフ)・ひかりの輪) |
記事タイトル | *アレフの活発化、事件の風化 |
本文テキスト | 都内のアレフ拠点施設がある足立区で教団への反対運動を続ける住民団体が、7月29日、アレフの国内最大拠点である札幌市の施設を視察した。前日には施設周辺の住民と会って、教団の監視や解散を求める運動について情報交換するなど、足立区と札幌市の団体とで連携を取ることが企図された。地下鉄サリン事件から20余年が経ち、近年では若い世代を中心にして、アレフは毎年百人以上の新しい信者を獲得している(室蘭新報・室蘭7/30ほか)。 教団の活性化に対して、反対運動の鈍化も報じられている。とりわけ金沢市の市民団体では高齢化が進み、公安による観察処分の更新を求める署名集めが難航しているという。「金沢オウム真理教対策協議会」では、会員20余名のほとんどが60歳以上となり、周囲からも活動の継続に疑問を持たれることが増えたという。かつては13万筆ほど集まっていた署名は、2015年には8万6千筆に減少した。2018年1月に迎える観察処分更新に向けて、同会は署名の更なる減少を見越して方針を転換。市内の町会連合会長に絞って署名を集めることとした(北陸中日・金沢7/9)。 [→『ラーク便り』75号29~30頁参照] |