*難病男児の尊厳死をめぐり世界的論争

*難病男児の尊厳死をめぐり世界的論争

記事年月 2017年7月-9月
号数 76
媒体 国外
大分類 【B-7. 西ヨーロッパ】
国名 イギリス
トピック
記事タイトル *難病男児の尊厳死をめぐり世界的論争
本文テキスト  先天性の難病により自発呼吸が困難な男児に尊厳死の処置を行うことを拒む両親と、病院との間で法廷闘争が続けられてきた事案につき、両親は7月24日に治療の断念を表明し、同28日に生後11ヶ月の男児は死亡した。両親は米国で実験的治療を受けさせることを希望していたが、7月に米国の専門医が渡英し男児の診察をした結果、回復の見込みがないことが判明したため。本件については、英国の司法が両親側の訴えを退け、6月に欧州人権裁判所が不介入の決定をしたのに対し、ローマ教皇やトランプ米大統領などが反対を表明し、世界的な注目を集めていた。男児の死亡を受け、教皇は祈りのメッセージを発表した(カトリック8/6ほか)。
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