*カトリック教会が核兵器廃絶を呼びかけ

*カトリック教会が核兵器廃絶を呼びかけ

記事年月 2017年7月-9月
号数 76
媒体 国外
大分類 【B-8. 北米・中南米】
国名 アメリカ
トピック
記事タイトル *カトリック教会が核兵器廃絶を呼びかけ
本文テキスト  ニューヨークの国連本部で核兵器禁止条約の交渉会議が行われているのに合わせて、7月6日に米国と欧州のカトリック司教団の代表機関が核兵器廃絶を呼びかける共同宣言を発表した。宣言は米国カトリック司教協議会と欧州正義と平和委員会協議会によるもので、米国と欧州諸国に対して、世界各国と協力して「核兵器の完全な廃絶のための信頼性があり、検証可能で、拘束力のある戦略を策定する」ことを促している。代表の1人のカントゥ司教は、カトリック教会の教えが「核軍縮の緊急な必要性を明確に指摘している」と述べた(カトリック7/23)。核兵器の開発や保有、核を使用するとの威嚇などを禁じ、前文に「被爆者の容認しがたい苦しみと損害に留意」するという文言を盛り込んだ核兵器禁止条約は7日に国連本部で圧倒的多数の賛成で成立した。しかし核保有国や日本は交渉に参加せず、条約加盟も行われない見通し(読売・夕7/8ほか)。
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