*白人至上主義者の集会での事件への反応

*白人至上主義者の集会での事件への反応

記事年月 2017年7月-9月
号数 76
媒体 国外
大分類 【B-8. 北米・中南米】
国名 アメリカ
トピック
記事タイトル *白人至上主義者の集会での事件への反応
本文テキスト  バージニア州シャーロッツビルで8月12日、白人至上主義者らの集会で反対派との衝突が起こり1人が死亡、35人が負傷する事件があった。衝突は、南北戦争で南軍を率いたリー将軍の銅像の撤去を地元当局が決定したことに対し、白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」やネオナチなどが抗議デモを行ったのがきっかけ。彼らが「1国1民族、移民反対」などと叫びながら行進する最中に反対派と殴り合いが起き、その後車が反対派の群衆に突入し、死傷者が出た。逮捕された運転手の男はオハイオ州からデモに参加しに来ており、当局はヘイトクライム(憎悪犯罪)の適用も視野に入れ捜査している(毎日8/14ほか)。
 事件を受け、米カトリック司教協議会は8月23日に「反人種差別臨時特別委員会」を設置した。委員長に任命されたジョージ・マリー司教は事件について「それが米国で起きていること、これほどの人権無視があることを信じられませんでした」と述べ、米国司教団が平等の価値観に基づき憎しみと暴力を退けることを宣言した(カトリック9/3)。また米聖公会のワシントン大聖堂は9月7日、聖堂内の南軍の2将軍を描いたステンドグラスが白人至上主義に関連しており、「人種間和解という重要な努力の障害になる」として撤去することを発表した(キリスト9/21ほか)。
 事件を受け、米カトリック司教協議会は8月23日に「反人種差別臨時特別委員会」を設置した。委員長に任命されたジョージ・マリー司教は事件について「それが米国で起きていること、これほどの人権無視があることを信じられませんでした」と述べ、米国司教団が平等の価値観に基づき憎しみと暴力を退けることを宣言した(カトリック9/3)。また米聖公会のワシントン大聖堂は9月7日、聖堂内の南軍の2将軍を描いたステンドグラスが白人至上主義に関連しており、「人種間和解という重要な努力の障害になる」として撤去することを発表した(キリスト9/21ほか)。
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