*外国人の人身取引根絶めざして「タリタクム日本」を設置
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 7月 |
国名 | 日本 |
トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
記事タイトル | *外国人の人身取引根絶めざして「タリタクム日本」を設置 |
本文テキスト | 日本カトリック難民移住移動者委員会(委員長・松浦悟郎司教)は、「タリタクム日本」部会を同委員会内に設置し、6月20日に設立記念集会が東京で行われた。同部会は、現代の奴隷制とよばれる外国人技能実習制度による低賃金重労働や、外国人女性への性的搾取などの人身取引問題に取り組み、日本でのあらゆる人身取引(人身売買)の根絶をめざすもの。松浦司教は1990年代初頭に被害に遭った外国人を緊急保護した経験を述べ、次のように語った。「社会の問題点は最も弱い立場の人に表れます。セーフティーネット(救済システム)の恩恵さえ受けられない人々の存在は、日本社会をこのままにしてよいのかという問い掛けです」「教会の在り方が問われています」。なお6月20日は国連が定めた「世界難民の日」(カ23日付。クリスチャン新聞は<「難民」は私たちの隣人>を7月2日付~8月6日付まで6回の連載)。 なお、タリタクムとは新約聖書に出てくる言葉で「少女よ起きなさい」の意。 |