*近代の皇室制度についてのシンポジウム
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 9月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *近代の皇室制度についてのシンポジウム |
本文テキスト | 明治聖徳記念学会は7月15日に公開シンポジウム「近代の皇室制度―その運用と課題―」を明治神宮参集殿で開催した。斉藤智朗・国学院大学教授は基調講演「井上毅と近代皇室制度の形成」のなかで、戦前は憲法と皇室典範が二元制であったが、戦後は皇室典範が一法律となったことにより、宮中祭祀が天皇の「その他の行為」とされることになったとした。その上で、国家・国民の安寧を祈る天皇の祭祀を政教分離でとらえることを根本的に見直すべきと指摘した。また川田敬一・金沢工業大学教授は「近代皇室経済制度の成立と課題」と題し、同制度において「天皇に私的部分はないのではないか」と述べた(4日付)。 |