*聖地ウルルへの登山が禁止に
記事年月 | 2017年10月-12月 |
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号数 | 77 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | オーストラリア |
トピック | |
記事タイトル | *聖地ウルルへの登山が禁止に |
本文テキスト | 11月1日、オーストラリア中央部にある巨大岩山「ウルル(英語名エアーズロック)」が含まれる「ウルル・カタジュタ国立公園」の運営協議会は、2019年10月26日からウルル登山を禁止すると発表した。ウルルは高さ約348m、周囲約9.4kmにもなる巨岩で、ユネスコの世界遺産に登録され年間25万人以上が訪れる人気観光地でもある。その一帯は先住民アボリジニが所有権を持つ聖地となっている。アボリジニは以前から観光客の入山に反対しており、国立公園の役員会で入山禁止が全会一致で決まった。1990年代には観光客の4分の3がウルルに登っていたが、聖地への理解が進んだため近年は約16%に減少していた。入山禁止が始まる日は、所有権が政府からアボリジニに返還された記念日で34周年にあたる(東京11/2ほか)。 |