*芥川龍之介のハングル版全集が完結
記事年月 | 2017年10月-12月 |
---|---|
号数 | 77 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 韓国 |
トピック | |
記事タイトル | *芥川龍之介のハングル版全集が完結 |
本文テキスト | 芥川龍之介(1892~1927)のハングル版『芥川龍之介全集』(全8巻)が9月に完結した。芥川のキリスト教をテーマにした作品に対しては、キリスト教徒の多い韓国の読者の関心が高い。全集の版元は日本文学に関する研究書を刊行しているJ&C出版社で、2009年7月に第1巻が刊行された。全集は小説や評論、紀行文などジャンル別に計211点を収録し、芥川をテーマに博士号をとった研究者32人が手分けして翻訳した。編者は、「『奉教人の死』『西方の人』など、エゴイズムを超えた真の愛や罪の葛藤などを描くキリシタンものに感動する読者が多い」と分析している。キリスト教信仰に基づいた三浦綾子や遠藤周作の作品も翻訳が多く、人気が高いという(毎日11/28ほか)。 |